【簡単】おいしいお茶の入れ方【日本茶スペシャリスト直伝】

01.おいしいお茶の入れ方

お茶 入れ方 急須

お茶って、どう入れるの?

そう聞かれて、すぐに答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか?
特に、こんなお悩みを聞くことがあります。

✅お茶の淹れ方って、書いてある内容がバラバラで覚えられない
✅やり方が細かすぎて、面倒になってしまう
✅とにかくシンプルに淹れやすく、かつ美味しくなる方法が知りたい

 ざっくり言えば、正しい入れ方(淹れ方)が知りたいけれど、複雑で面倒な淹れ方は嫌。

こんな感じのイメージを持つ方が多いように思います。

この記事では、茶器ブランドの代表で、かつ日本茶スペシャリストの資格を持つ僕が、基本となる王道の入れ方と、簡易的でシンプルな入れ方の2つをご紹介していきます!

※今回は、一番茶と呼ばれる最も普及している煎茶を想定した入れ方になっています

02.お茶の入れ方基本編【王道です】

お茶 急須

まずは、基本となる入れ方をご紹介します。

今は良くとも、いつかはぜひ自然とこの方法で入れるようになって頂くのをおすすめします。

なぜなら、色んなお茶に合った細かな調整をするには、簡易法よりもこちらの方が適しているからです。

ぜひ、簡易法でお茶の味を覚えたら、こちらでトレーニングしてみて下さい♪

では、早速見ていきましょう!

02-1.具体的な淹れ方4ステップ

基本は、以下の4ステップで分けられます。

▼ 基本の流れ (2人分程度)
1)深蒸しの茶葉は7g(小スプーン2杯)
2)熱湯は、一旦湯呑に注いでから急須へ注ぐ
3)40秒で抽出する
4)最後の一滴まで注いでいく

ここでのポイントは、一旦湯呑みへ注ぐことと、40秒待つという事。

なぜなら、恐らく9割の日本人が「面倒臭い」といってこれを実行していないからです。

田舎のおばあちゃんなどは、ポットで沸かしてそのまま急須へお湯を注ぎ、そのまま湯呑みへーなんていう光景は日常茶飯事でしょう。

しかし、湯呑みへ一度お湯を注ぐことでお湯の温度を下げる効果があり、それがあって始めてお茶の渋みを和らげ、茶葉に含まれる旨み成分を引き出してくれるのです。

02-2.複数人分のお茶を入れる場合

2人以上のお茶を入れる時に、ぜひ知っておいて欲しい方法が「廻し注ぎ」です。

廻し注ぎとは、お茶の濃さを均等にするための方法です。
せっかく入れたお茶なのに、薄過ぎる・濃過ぎるなんて思われたらもったいないですよね。

具体的には、ざっくり言えば、折り返しながら順番に少しずつ注ぎます。

例えば、AさんBさんCさんの3名がいたとします。
すると、その湯呑みに、

A→B→C

と注いだら、Aに戻らずに、

C→B→A

と注ぐのです。
それを、注ぎ切るまで繰り返し行う方法を廻し注ぎと言います。

03.誰でも簡単すぐにお茶を入れる方法【簡単においしくします】

お茶 急須

では、続いて簡易的に入れる方法をお伝えします。

※2人分程度
1)深蒸しの茶葉は7g(小スプーン2杯)
2)茶葉が浸るくらいまで水を入れる
3)熱湯を急須へ注いで、40秒で抽出する
4)最後の一滴まで注いでいく

ポイントは、熱湯をわざわざ湯呑みに移して冷ます手間を省いたこと。

代わりに水を入れる事で、急須に注がれた熱湯と混ざって温度がおおよそ80℃くらいになる、という寸法です。

少しでも手間を減らしてすぐに、シンプルに入れたいと思ったらこの方法がおすすめです。

04.まとめ

いかがでしたでしょうか。

ざっくりとまとめるならば、

①王道方法のポイントは、湯呑みに熱湯を移してから注ぎ、40秒待つ
②簡易法のポイントは、水を急須に注ぐことで温度を強制的に下げて、40秒待つ

こんな感じになります。

ただし、繰り返しになりますが、簡易法はあくまで簡易法です。

お湯の熱がすぐに均一になるわけではないですし、他の高級煎茶になればなるほど、出せる味に違いが出やすい方法です。

飲むお茶や用途に応じて、トライしてみてください♪

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