初めての衝撃
皆さん、こんにちは。
きつさこの店長・長谷川です!
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今年から、毎週人が少ない時間にジムに通っています。
コロナで人もまばらだったのに、
最近は急に人が増えました・・・
ちょっと心配な店長です。。
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お茶の甘みって、知ってる?
初めてこう聞かれたのは、
働き始めたお茶屋でのちょっとした研修でした。
お茶が甘い?
海外のペットボトル飲料じゃなくて?
知りません、と言うと
そのままお茶を淹れてくれました。
じっくりと時間をかけて
淹れていました。
飲んでびっくり。
色んな意味で。
✅砂糖のような甘さはない
✅一方で、お茶の渋みもない
✅逆にじわじわ感じる柔らかい味がある
これがお茶で言うところの
「甘さ」だったんですね。
つまり、お茶の甘さとは、
渋くないのに、しっかりしたお茶らしい風味が
しっかり感じられる味、
「うま味」
をベースにした味のこと
だったんですね。
何も知らなかった僕は
当時とても新鮮な気持ちに
包まれたのを覚えています。
西甘東渋(せいかんとうじゅう)

お茶のうま味成分は、
テアニンなどのアミノ酸によるものです。
逆に、渋みや苦みは
カテキンによるところが大きいです。
この「うま味」を最大限に引き出したお茶。
それが、
「玉露」
です。
玉露は、日光をあえてさえぎるような
栽培工程を取り入れることで、
カテキンを抑え、逆にテアニンの醸成を
促進させることで誕生します。
そんな玉露って、どこのイメージが強いですか?
そう、まずは京都宇治。
次に、福岡八女や、
三重の伊勢などが有名です。
こう見ると西日本ですよね。
逆に、東のお茶は静岡の影響が色濃く、
渋みが特徴的な「やぶきた」の
存在が今もなお大きいんです。
もちろん、最近では静岡も含めて、
脱やぶきたは進んでいますし、
静岡の中でも様々な特徴を持った
産地が存在します。
※もっと言えば、同じやぶきたと言っても産地や栽培方法でこれもまた風味が変わってくるのが面白いところです
なので、一律でこう!
とは、厳密には言えないのですが、
僕個人としては
お茶の味のイメージは
西は甘くて、東は渋いなんです。
これを
「西甘東渋」
と言います。
・・・嘘です。
さきほど僕が考えた言葉です笑
ただ、そういった大まかな理解があるだけでも、
さらに細かな産地の特徴を理解する際に、
分類上とても役に立つので、おすすめですよ^^
P.S.
甘い系のお茶は熱湯ではなく、低温で。
じっくり出すほどに、甘みを感じられるお茶になりますよ~。